発達障害と向き合う日々で出会ったABAという希望

長年子どもを望んでいた私にとって、ようやく授かったわが子は、かけがえのない存在でした。

育児の日々は想像以上に幸せで、一緒に過ごす時間が増えるたびに、この子らしさが少しずつ見えてきたのを覚えています。
そんなある日、専門機関に相談したことで、我が子が発達障害を持っていると判明しました。

それを知った瞬間は正直、戸惑いがありました。どう接していけばいいのか分からず、不安ばかりが膨らんでいたと思います。

でも、そこから出会ったのがABA(応用行動分析)という支援方法でした。

ABAは、子どもの行動を“評価”するのではなく、なぜそうしたのかという「きっかけ」と「結果」に着目して関わるというもの。
児童発達支援でもよく取り入れられていて、子どもに負担をかけることなく日常生活の中で取り組める点が、私にも合っていました。

たとえば、家事を手伝ってもらう時。以前の私は「ここまでやって」と指示ばかり出していましたが、ABAの考えを取り入れ「今ここまでやってくれてありがとう!」と途中の時点でもしっかり伝えるようにしました。

それだけで、子どもは「終わり」を理解できるようになり、徐々に落ち着いて作業をこなせるようになったんです。

今では「お手伝いしていい?」と自ら声をかけてくれることもあり、以前とは比べものにならないほど、行動の幅も表情の豊かさも広がっています。

ABAを通して、子どもに合った方法で「できた」を積み重ねていくことが、こんなにも心を育てるんだと実感しました。
てらぴぁぽけっと三郷駅前教室

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