子どもの成長に正解はないと気づいた瞬間

初めての子育ては、右も左もわからないことばかり。

長女が生まれてすぐに新生児黄疸が出て、光線治療を受けることになりました。黄みがかった目を見ながら慣れない授乳をする日々。出産による会陰裂傷の痛みも残っており、体も心もボロボロだったのを今でも覚えています。

長女は抱っこしていないと眠ってくれず、夜は何度も起きて泣き、まとまった睡眠がとれない日が続きました。授乳間隔もなかなか空かず、育ちが遅いのではないかと心配になり、ネット検索がやめられなくなった時期もあります。

今思えば、子どもが同じペースで育つはずなんてない。個々のリズムがあると頭では分かっていても、当時は余裕もなく、寝不足で心にゆとりがなかったのだと思います。

そんな大変な時期でも、嬉しい瞬間はたくさんありました。

初めてうつ伏せになった時の頑張る姿、寝返りを成功させた時のキョトンとした表情、そして笑った顔…どれも鮮明に記憶に残っています。

幼稚園に入園してからは、2月生まれのせいか体も小さく、言葉の発達にも他の子との差を感じることがありました。

新しい生活や友達との関わりに慣れてきた頃、長女に吃音の症状が現れました。その時は「私が厳しすぎたのでは」と自問自答する日々。

現在、年長になった娘は、言葉がつまる時期と滑らかに話せる時期を繰り返しながら、仲良しの友達と毎日楽しく過ごしています。

これからも「この子のペースで成長していくんだ」と信じて、そっと見守っていこうと思います。

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